ジャックと豆の木|世界の名作・昔話(イギリス民話)

世界の名作・昔話
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あらすじ

むかしむかし、ジャックという心優しい少年がお母さんと二人で暮らしていました。

ある日、牛を売りに行ったジャックは、お金の代わりに不思議な豆を手に入れます。

翌朝、豆は空まで届くほど大きな木へと成長していました。

ジャックは勇気を出して豆の木を登り、雲の上の世界で大きな冒険をします。

「勇気を持って挑戦すること」「知恵を働かせること」の大切さを伝える世界の名作です。


本文

むかしむかし、小さな村にジャックという少年が住んでいました。

ジャックはお母さんと二人で暮らしていましたが、生活はとても苦しくなっていました。

ある日、お母さんは言いました。

「最後に残った牛を町へ売りに行こう。」

ジャックは牛を連れて出かけました。

その途中、一人のおじいさんに出会います。

おじいさんは言いました。

「この魔法の豆と牛を交換しないかい?」

「この豆は、不思議な力を持っているよ。」

ジャックは少し迷いましたが、その言葉を信じて豆を受け取りました。

家へ帰ると、お母さんは驚きました。

「お金ではなく豆を持って帰ってきたの!」

怒ったお母さんは豆を庭へ投げてしまいました。

次の日の朝。

窓の外を見ると、

庭には空まで届くほど大きな豆の木が伸びていました。

「すごい!」

ジャックは思い切って木を登り始めました。

どんどん登ると、

雲の上には大きなお城がありました。

そこには、大男が住んでいました。

ジャックはこっそりお城へ入ります。

すると、

金貨がいっぱい入った袋や、

金の卵を産むにわとり、

美しい金のハープがありました。

その時です。

ドシン。

ドシン。

大男が帰ってきました。

「人間のにおいがするぞ!」

ジャックは急いで物陰へ隠れます。

大男が眠ったすきに、

ジャックは金のハープを持って逃げ出しました。

ところが、

ハープが大きな声で叫びました。

「助けてー!」

大男は目を覚まします。

「待てー!」

ジャックは夢中で豆の木を下りました。

大男も追いかけてきます。

地上へ着くと、

ジャックはお母さんと力を合わせて豆の木を切りました。

メキメキ……

ドーン!

豆の木は倒れ、

大男は雲の上へ戻っていきました。

それからジャックは、

手に入れた宝物を村のみんなのためにも使いました。

困っている人を助け、

お母さんと幸せに暮らしたそうです。

おしまい。


登場人物

ジャック

主人公の少年。勇気を出して不思議な世界へ冒険に出ます。

お母さん

ジャックを大切に育てるお母さん。生活を支えるために一生懸命働いています。

大男

雲の上のお城に住む大きな男。宝物を持っています。

不思議なおじいさん

魔法の豆をジャックへ渡す人物です。


教訓

  • 勇気を持って挑戦すると、新しい世界が広がる。
  • 知恵を使って困難を乗り越えることが大切。
  • 手に入れた幸せは、自分だけでなく周りの人とも分かち合おう。

親子で話したいポイント

  • ジャックは、どうして豆を信じたのかな?
  • あなたなら豆の木を登ってみたい?
  • 勇気を出して挑戦したことはあるかな?
  • 幸せをみんなで分け合うって、どんなことだろう?

保育士向け活用ポイント

  • 「挑戦する気持ち」や「勇気」を育む読み聞かせとしておすすめです。
  • 子どもたちと「もし雲の上へ行けたら?」と想像を広げる表現活動や製作遊びにつなげることができます。
  • ごっこ遊びや劇遊びにも発展させやすく、異年齢保育でも楽しめる作品です。
  • 「勇気」と「知恵」をテーマに、子どもたち一人ひとりの挑戦を応援する保育へつなげられる物語です。

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