あらすじ
むかしむかし、山のふもとの村に、太郎という少し怠け者の若者が住んでいました。
ある日、薪を拾いに山へ入った太郎は、森の奥で一人の天狗に出会います。
困っていた天狗を助けたお礼にもらったのは、一枚の不思議なうちわ。
そのうちわであおぐと、人の鼻を自由に長くしたり、元に戻したりすることができるというのです。
最初は面白がって使っていた太郎でしたが、やがて「この力を使えば、お金持ちになれるかもしれない」と欲が出てきます。
ところが、天狗から言われた約束を忘れて不思議な力を使い続けた太郎に、思いもよらない出来事が起こります。
本文
むかしむかし、山のふもとの小さな村に、太郎という若者が住んでいました。
太郎は元気で力もあり、畑仕事をすれば人一倍働けそうな若者でした。
ところが、一つ困ったところがありました。
太郎は、とにかく働くことが嫌いだったのです。
朝、村人たちが畑へ出ていくころになっても、
「まだ眠いなあ。」
と言って布団の中。
ようやく起きたと思えば、縁側へ寝転がり、
「何もしなくても飯が食べられたらいいのになあ。」
などと言っています。
畑では村人たちが汗を流していました。
「太郎、お前も少し手伝わないか?」
声をかけられても、
「今日は腰が痛いんだ。」
と答えます。
「昨日は腹が痛いと言っていただろう。」
「今日は腰なんだよ。」
太郎はそんな調子でした。
「まったく。」
村人たちはあきれます。
けれど太郎は気にしません。
「一生懸命働かなくても、楽に暮らせる方法があればいいんだ。」
いつもそんなことばかり考えていました。
ある日のことです。
家に薪がなくなったため、さすがの太郎も山へ薪を拾いに行くことになりました。
「面倒だなあ。」
ぶつぶつ言いながら山道を登っていきます。
けれど、太郎は落ちている枝を拾おうともせず、あちらこちらを眺めながら歩いていました。
「何か面白いものでもないかな。」
鳥を追いかけたり、
木の実を拾ったり、
川へ石を投げたり。
薪拾いのことなど、すっかり忘れています。
そうしているうちに、太郎はいつの間にか山の奥まで入り込んでいました。
辺りには高い杉の木が立ち並んでいます。
昼間だというのに、木々の下は薄暗く感じられました。
「こんなところまで来たことあったかな。」
太郎は辺りを見回しました。
村の音はもう聞こえません。
ざわざわ……。
風が木々を揺らします。
その時でした。
「うーむ……。」
どこからか声が聞こえました。
太郎は立ち止まりました。
「誰かいるのか?」
返事はありません。
しばらくすると、また聞こえてきました。
「困ったものだ……。」
人の声です。
けれど、こんな山奥に誰がいるのでしょう。
太郎は少し怖くなりました。
それでも好奇心には勝てません。
「何だろう。」
声のする方へ、そっと近づいていきました。
木々の間を抜けると、少し開けた場所に出ました。
そこには――。
「うわっ!」
太郎は思わず声を上げました。
一人の天狗が立っていたのです。
真っ赤な顔。
大きく長い鼻。
背中には立派な翼。
手には羽団扇を持っています。
「て、天狗だ!」
太郎は逃げようとしました。
すると天狗が言いました。
「待て、待て。」
低い声が山の中に響きます。
「怖がることはない。」
太郎は恐る恐る振り返りました。
「本当に?」
「ああ。取って食ったりはせん。」
「それならいいけど……。」
太郎は天狗から少し離れたまま尋ねました。
「こんなところで何をしているんだ?」
天狗は頭上を指さしました。
「実は、少し困っておる。」
太郎が見上げると、大きな杉の木の枝に袋が引っかかっています。
「風に飛ばされてしまってな。」
「天狗なら飛べるんじゃないの?」
「今日は羽を痛めておるのだ。」
よく見ると、確かに天狗は片方の翼をかばっています。
「なるほど。」
太郎は木を見上げました。
それほど難しい高さではありません。
「それくらいなら取れるよ。」
太郎はするすると木へ登りました。
普段は怠け者ですが、木登りは得意です。
枝に引っかかった袋をつかみ、
「ほら!」
地面へ下ろしました。
「おお、助かった。」
天狗はうれしそうに袋を受け取りました。
「礼をしよう。」
「礼?」
その言葉を聞いた途端、太郎の目が輝きました。
「何をくれるんだ?」
「そう急ぐな。」
天狗は苦笑いすると、袋の中を探りました。
そして取り出したのは、一枚の赤いうちわでした。
「なんだ、うちわか。」
太郎は少しがっかりしました。
「ただのうちわではない。」
天狗は言いました。
「これは天狗のうちわだ。」
「天狗のうちわ?」
「この面で人の鼻をあおぐとな――。」
天狗は自分の長い鼻を指さしました。
「鼻が、どんどん大きくなる。」
太郎は目を丸くしました。
「鼻が?」
「ああ。」
「そして反対側であおげば、元の大きさに戻る。」
「本当に?」
「試してみるか?」
太郎は慌てて首を振りました。
「いや、ぼくの鼻ではやらなくていい。」
天狗は笑いました。
「そうか。」
そして、うちわを太郎へ差し出しました。
「助けてもらった礼だ。持っていくがよい。」
「くれるのか?」
「ああ。」
太郎は大喜びで受け取りました。
「ありがとう!」
ところが、天狗は急に真剣な顔になりました。
「ただし。」
山の中を風が吹き抜けました。
ざあああ……。
太郎は天狗を見ました。
「面白半分に人を困らせてはいけない。」
「……。」
「このうちわは不思議な力を持っている。」
天狗の声が低くなりました。
「力というものは、使い方を間違えれば、いつか自分へ返ってくる。」
太郎はうちわを見つめました。
けれど、その時の太郎は、天狗の言葉をそれほど深く考えていませんでした。
「分かった、分かった。」
軽い調子で答えます。
「約束だぞ。」
「ああ。」
太郎はうちわを懐へ入れました。
「それじゃあな!」
そう言って山を下り始めました。
天狗は何も言わず、その後ろ姿をじっと見つめていました。
村へ戻る途中。
太郎は、どうしてもうちわを試してみたくなりました。
「本当に鼻が伸びるのかな。」
うちわを取り出し、眺めます。
「少しくらいならいいだろう。」
ちょうどその時、前から友だちが歩いてきました。
太郎は木の陰へ隠れました。
友だちが通り過ぎたところで――。
ぱたぱた。
後ろから、そっとうちわであおぎました。
すると――。
ぐぐぐ……。
友だちの鼻が伸び始めました。
「え?」
ぐん。
ぐんぐん。
「うわあ!」
友だちは自分の鼻をつかみました。
「なんだこれ!」
太郎は木の陰で腹を抱えて笑いました。
「本当に伸びた!」
「太郎!」
「はははは!」
「何をしたんだ!」
太郎は反対側でうちわをあおぎました。
ぱたぱた。
すると長くなった鼻が、
するするする……。
元の大きさに戻りました。
友だちは鼻を何度も触りました。
「びっくりした……。」
太郎は大笑いです。
「すごいだろ?」
「何だ、そのうちわ。」
「天狗にもらったんだ。」
「天狗?」
友だちは驚きました。
けれど太郎は得意そうです。
「これさえあれば、何でもできそうだ。」
それからというもの、太郎はうちわを持ち歩くようになりました。
最初は友だちを少し驚かせるだけでした。
ところが、だんだんいたずらがひどくなっていきました。
畑仕事をしている村人を見つけると――。
ぱたぱた。
「うわっ!」
鼻がぐんぐん伸びます。
井戸端で話しているおばあさんにも――。
ぱたぱた。
「まあ!」
鼻が伸びました。
「太郎!」
「やめておくれ!」
村人たちは怒りました。
けれど太郎は笑っています。
「すぐ戻すからいいじゃないか。」
反対側であおげば、確かに鼻は元へ戻ります。
だから太郎は、たいしたことではないと思っていました。
「冗談だよ。」
「そんなに怒るなって。」
けれど、いたずらをされた方はたまりません。
「太郎、もうやめてくれ。」
「面白くないよ。」
それでも太郎はやめませんでした。
ある日。
太郎は町へ遊びに出かけました。
村とは違い、大きな店が並び、人もたくさん歩いています。
「すごいなあ。」
太郎は町を歩いているうちに、大きなお屋敷を見つけました。
立派な門。
広い庭。
何人もの使用人が出入りしています。
「ずいぶん金持ちが住んでいるんだな。」
太郎は屋敷を眺めながら、ふと思いました。
「待てよ。」
懐には天狗のうちわがあります。
「この力を使えば……。」
太郎の頭の中に、ある考えが浮かびました。
「金持ちになれるかもしれない。」
これまでは人を驚かせるために使っていただけでした。
けれど今度は、この不思議な力でお金を手に入れようと考えたのです。
太郎は屋敷へ向かいました。
「ご主人に会わせてください。」
使用人は怪しみました。
「何の用だ?」
「ご主人をもっと立派な姿にできるんです。」
その話を聞いた屋敷の主人が、興味を持ちました。
「立派な姿とは?」
太郎はうちわを見せました。
「このうちわには、不思議な力があります。」
「ほう。」
「あなたの鼻を、もっと立派にしてみせましょう。」
主人は自分の鼻を触りました。
「面白い。」
「やってみろ。」
太郎はにやりと笑いました。
そして――。
ぱたぱた。
うちわで主人の顔をあおぎました。
すると――。
ぐぐぐぐ……。
主人の鼻が伸び始めました。
「おお!」
ぐん。
ぐんぐん。
「これは!」
主人は鏡を見ました。
「なんと立派な鼻だ!」
周りの使用人たちも驚いています。
「こんなことができるとは!」
主人は面白がり、太郎へ褒美を与えました。
太郎は大喜びです。
「やっぱり、このうちわがあれば楽に金が手に入る。」
太郎はすっかり得意になりました。
ところが――。
次の日。
屋敷の主人は困り果てていました。
鼻が大きすぎて、何をするにも邪魔なのです。
食事をしようとしても、鼻が先に膳へぶつかります。
着物を着替えようとしても引っかかります。
横になろうとしても、鼻が邪魔で楽に眠れません。
「こんな鼻では暮らせん!」
主人は怒りました。
「昨日の若者を探せ!」
使用人たちは町中を探し回り、ようやく太郎を見つけました。
「大変だ!」
「すぐに来てくれ!」
太郎は慌てて屋敷へ向かいました。
主人は長い鼻を抱えながら待っていました。
「早く元へ戻してくれ!」
「わ、分かりました!」
太郎はうちわを取り出しました。
「反対側であおげば戻るんだ。」
ところが主人に怒鳴られ、周りからも急かされ、太郎はすっかり慌てていました。
「早くしろ!」
「はい!」
太郎はうちわを握り直しました。
その時――。
びゅうっ!
開いていた窓から強い風が吹き込みました。
「あっ!」
太郎の手からうちわが飛びました。
慌ててつかもうとした拍子に、太郎はうちわの向きを間違えたまま、自分の顔を強くあおいでしまいました。
ぱたっ!
「しまった!」
その瞬間――。
ぐぐぐ……。
太郎の鼻が伸び始めました。
「え?」
ぐん。
「うわっ!」
ぐんぐんぐん!
鼻はどんどん長くなります。
「止まれ!」
太郎は鼻を押さえました。
けれど止まりません。
「大変だ!」
急いでうちわを拾おうとします。
ところが――。
びゅううううっ!
もう一度、強い風が吹き込みました。
うちわは窓の外へ舞い上がりました。
「あっ!」
太郎は窓から身を乗り出しました。
赤いうちわが、ひらひらと空を飛んでいきます。
「待て!」
太郎は屋敷を飛び出しました。
長い鼻を抱えながら、必死に追いかけます。
けれど風はどんどん強くなりました。
うちわは町を越え、
畑を越え、
山の方へ飛んでいきます。
「待ってくれー!」
太郎は追いかけました。
しかし、やがて赤いうちわは木々の向こうへ消えてしまいました。
「そんな……。」
太郎は立ち尽くしました。
自分の鼻は、驚くほど長くなっています。
道を歩けば木の枝に引っかかり、
家へ入ろうとすれば戸口にぶつかります。
村へ帰る途中、人々が振り返りました。
「あれは太郎じゃないか?」
「どうしたんだ、その鼻!」
太郎は恥ずかしくてたまりません。
ようやく村へ戻ると、以前いたずらをされた村人たちが集まってきました。
「太郎、その鼻はどうした?」
太郎はうつむきました。
「天狗のうちわで……自分の鼻を伸ばしてしまった。」
「うちわは?」
「風に飛ばされて、なくなった。」
村人たちは顔を見合わせました。
以前なら太郎は笑って、
「冗談だよ。」
と言っていたでしょう。
けれど今は、自分が困る立場になっています。
「鼻が伸びるくらい、たいしたことじゃないと思っていた。」
太郎は長い鼻を抱えながら言いました。
「でも、自分がこうなって初めて分かったよ。」
「嫌だと言っているのに笑われるのは、こんなに嫌なことだったんだな。」
村人たちは黙って太郎の話を聞いていました。
「ごめんなさい。」
太郎は深く頭を下げました。
それから太郎は変わりました。
長い鼻のままでは、何をするにも大変です。
それでも朝になると畑へ出ました。
「何か手伝うことはない?」
村人たちは驚きました。
「太郎が?」
「ああ。」
太郎は畑を耕しました。
重い荷物を運びました。
困っている人がいれば手を貸しました。
最初は、
「どうせすぐに飽きるだろう。」
と思っていた村人たちも、太郎が毎日働く姿を見るうちに少しずつ見方を変えていきました。
ある日。
村のおばあさんが重い薪を運んでいました。
「持つよ。」
太郎が声をかけました。
「いいのかい?」
「ああ。」
太郎は薪を背負いました。
長い鼻が邪魔をして歩きにくそうです。
それでも文句を言わずに運びました。
「ありがとう、太郎。」
そう言われると、太郎は少し照れくさそうに笑いました。
「人に喜んでもらうって、悪くないな。」
そんな毎日が続きました。
季節が少し変わったころのことです。
太郎が畑仕事を終えて家へ帰ろうとしていると――。
ざあああ……。
山の方から強い風が吹いてきました。
「ん?」
太郎は顔を上げました。
空は晴れています。
けれど、山の上だけに薄い雲がかかっていました。
ざわざわざわ……。
木々が揺れます。
村の鳥たちが一斉に飛び立ちました。
太郎は何となく胸騒ぎを覚えました。
「この風……。」
どこかで感じたことがあります。
その時――。
ばさっ。
ばさっ。
大きな羽音が聞こえてきました。
太郎は山の方を見ました。
黒い影が空を横切ります。
影は次第に大きくなり――。
どさっ。
太郎の前へ降り立ちました。
「天狗……。」
あの日、山で出会った天狗でした。
赤い顔。
長い鼻。
大きな翼。
そして手には――。
「それは!」
太郎がなくした赤いうちわが握られていました。
天狗は太郎の長い鼻を見ました。
「ずいぶん立派な鼻になったものだな。」
太郎は恥ずかしそうにうつむきました。
「ごめんなさい。」
「何がだ?」
「約束を破った。」
太郎は言いました。
「面白半分で人を困らせないって言われたのに、ぼくは何度もいたずらした。」
天狗は黙っています。
「それだけじゃない。」
「うちわを使って、楽にお金まで手に入れようとした。」
風が静かに吹きました。
「それで?」
天狗が尋ねます。
太郎は少し考えました。
「自分が同じ目にあって、やっと分かった。」
「嫌がっている人を困らせるのは、面白いいたずらなんかじゃなかった。」
天狗は太郎をじっと見ました。
しばらく何も言いません。
太郎は緊張しました。
やがて――。
「そうか。」
天狗は赤いうちわを持ち上げました。
「少しは心を入れ替えたようだな。」
そして、うちわの反対側で太郎の鼻をあおぎました。
ぱたぱた。
すると――。
するするする……。
「あっ!」
長かった鼻が少しずつ縮んでいきます。
するする……。
やがて、元の鼻へ戻りました。
太郎は何度も鼻を触りました。
「戻った!」
うれしくて飛び上がりそうになりました。
けれど、すぐに天狗へ向き直ります。
そして深く頭を下げました。
「ありがとう。」
天狗はうなずきました。
「太郎。」
「はい。」
「不思議な力を持つことが、偉いことなのではない。」
太郎は黙って聞きました。
「その力をどう使うかを決めるのは、持っている者の心だ。」
「……はい。」
天狗はうちわを懐へしまいました。
「このうちわは、もうわしが持っておこう。」
太郎は笑いました。
「その方がいいと思う。」
天狗も少し笑いました。
すると、再び山から風が吹いてきました。
ざあああ……。
天狗の翼が大きく広がります。
「達者でな。」
「天狗も!」
ばさっ。
大きな羽音とともに、天狗の体が空へ舞い上がりました。
太郎はいつまでも見上げていました。
それからも太郎は、村で働き続けました。
時には昔のように、
「ああ、今日は昼寝したいなあ。」
と言うこともありました。
そんな時、村人が笑います。
「天狗のうちわでも呼んでくるか?」
太郎は慌てて自分の鼻を押さえました。
「それだけは勘弁してくれ!」
村人たちは大笑い。
太郎も一緒になって笑いました。
そして山から強い風が吹いてくるたびに、太郎は空を見上げました。
どこかであの天狗が、赤いうちわを持ってこちらを見ているような気がしたからです。
おしまい。
登場人物
- 太郎
働くことが苦手で、楽をして暮らしたいと考えていた若者。天狗から不思議なうちわをもらい、いたずらや金もうけに使ってしまいますが、自分が困る立場になったことで相手の気持ちに気づき、少しずつ行動を変えていきます。 - 天狗
山の奥に住む妖怪。困っていたところを太郎に助けてもらい、お礼として鼻を伸ばしたり元に戻したりできる不思議なうちわを渡します。太郎に力の使い方について約束させ、その後の成長を見守ります。 - 村人たち
太郎のいたずらによって鼻を伸ばされ、困らされます。太郎が自分の行動を反省した後は、その変化を見守ります。 - 町の主人
太郎の不思議なうちわに興味を持ち、自分の鼻を大きくしてもらいますが、大きくなりすぎた鼻によって生活に困ることになります。
教訓
- 不思議な力や優れた才能を持っていても、何のために使うかによって、その価値は大きく変わる。
- 自分にとって楽しいいたずらでも、相手が嫌がっているなら続けてはいけない。
- 自分が同じ立場になって初めて気づくこともあるが、気づいた後に行動を変えることが大切。
- 間違いや失敗をしても、反省して行動を積み重ねることで、人は少しずつ変わることができる。
親子で話したいポイント
- 太郎は、どうして天狗から不思議なうちわをもらえたのかな?
- 太郎は最初、うちわをどんなことに使っていた?
- 村人たちは、太郎のいたずらを本当に楽しんでいたのかな?
- 太郎は、自分の鼻が長くなってどんなことに気づいた?
- もし不思議な力を持てたら、誰のために、どんなことに使ってみたい?
保育士向け活用ポイント
- 「自分は楽しくても相手はどう感じているか」という視点から、思いやりや友達との関わりについて考える読み聞かせとして活用できます。
- 太郎を単純な「悪い人」として扱うのではなく、失敗を経験し、自分で気づいて行動を変えていく人物として伝えることで、子どもたち自身の失敗や成長とも重ねやすくなります。
- 「もし鼻がどんどん長くなったらどうなる?」と問いかけると、食事、着替え、睡眠など生活場面を想像する活動へつなげられます。
- 天狗が現れる場面では、風の音や羽音、間を取り入れることで、山の不思議な雰囲気を楽しめます。
- うちわであおぐ動作や鼻が伸び縮みする様子が分かりやすいため、3〜5歳児のごっこ遊びや劇遊びにも発展させやすい題材です。


コメント