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あらすじ
むかしむかし、とても長く美しい金色の髪を持つラプンツェルという女の子がいました。
ラプンツェルは高い塔の中で暮らしていましたが、外の世界を見てみたいという夢を抱いていました。
ある日、一人の王子さまとの出会いをきっかけに、自分の未来を切り開く勇気を持つようになります。
「勇気を持って一歩踏み出すこと」「自由に夢を持つこと」「人との出会いが人生を豊かにすること」を伝える世界の名作です。
本文
むかしむかし、森の奥に高くそびえる塔がありました。
その塔には、ラプンツェルという女の子が暮らしていました。
ラプンツェルは、長く美しい金色の髪を持ち、とても優しい心の持ち主でした。
塔には階段も扉もありません。
ラプンツェルは一人で毎日を過ごしていました。
本を読んだり、
歌を歌ったり、
窓から空を眺めたりしながら暮らしていました。
でも時々、遠くに見える町や森を見つめながら思います。
「いつか外の世界へ行ってみたいな。」
ラプンツェルの世話をしていた魔女は、
「外の世界は危険だから、ここにいるのが一番幸せなんだよ。」
と言っていました。
ラプンツェルは信じていましたが、心の中では少しずつ疑問も生まれていました。
ある日、一人の王子さまが森を歩いていると、美しい歌声が聞こえてきました。
「なんてきれいな歌なんだろう。」
声をたどると、高い塔が見えました。
しばらくすると、魔女が塔の前へやって来ました。
「ラプンツェル、髪を下ろしておくれ。」
すると、ラプンツェルは長い髪を窓から下ろしました。
魔女はその髪を伝って塔へ登っていきました。
その様子を見ていた王子さまは驚きました。
翌日、王子さまも塔を訪れました。
「ラプンツェル、髪を下ろしてくれるかな。」
ラプンツェルは少し驚きましたが、王子さまを迎えました。
王子さまは外の世界の話をたくさん聞かせてくれました。
広い草原。
大きな川。
にぎやかな町。
美しい花畑。
ラプンツェルは目を輝かせました。
「そんな世界があるんだね。」
「私も見てみたい。」
王子さまは優しく言いました。
「一緒に行こう。」
ラプンツェルは勇気を出しました。
「私は自分の目で世界を見てみたい。」
その気持ちを大切にし、ついに塔の外へ一歩踏み出しました。
外の世界には初めて見るものがたくさんありました。
風の匂い。
鳥の声。
花の香り。
青い空。
ラプンツェルは笑顔で言いました。
「こんなに広い世界があったんだね。」
王子さまも微笑みました。
「これからも、一緒にたくさんの景色を見よう。」
ラプンツェルは、自分の勇気が新しい未来を開いてくれたことを知りました。
それから二人は、多くの人と出会い、思いやりを大切にしながら幸せに暮らしました。
おしまい。
登場人物
ラプンツェル
長い金色の髪を持つ優しい女の子。勇気を出して新しい世界へ踏み出します。
王子さま
ラプンツェルに外の世界を教え、新しい一歩を応援する存在です。
魔女
ラプンツェルを塔で育てた人物。外は危険だと思い込み、塔で暮らさせていました。
教訓
- 勇気を出して一歩踏み出すことで、新しい世界が広がる。
- 人との出会いは、自分の可能性を広げてくれる。
- 本当の幸せは、自分で考え、自分で選ぶことの中にある。
親子で話したいポイント
- ラプンツェルは、どうして外の世界へ行きたいと思ったのかな?
- 新しいことに挑戦して楽しかった経験はあるかな?
- 勇気を出して頑張ったことはある?
- 誰かに応援してもらって嬉しかったことはあるかな?
保育士向け活用ポイント
- 「挑戦する気持ち」や「自己決定することの大切さ」を考えるきっかけになります。
- 子どもたちが「やってみたい」と思う気持ちを受け止める保育につなげることができます。
- 劇あそびでは、塔や長い髪など、子どもたちが想像を膨らませながら表現活動を楽しめます。
- インクルーシブ保育や主体性保育とも関連づけ、「子ども自身が選ぶ経験」の大切さを話し合う教材としても活用できます。


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