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あらすじ
むかしむかし、シンデレラという心優しい女の子がいました。
毎日一生懸命に家のお手伝いをしていましたが、継母や義理のお姉さんたちからつらく当たられていました。
ある日、お城で舞踏会が開かれることになります。
魔法の力と自分の勇気によって、シンデレラの人生は少しずつ変わっていきます。
「どんな時でも優しさを忘れないこと」「努力や誠実さはいつか誰かが見ていてくれること」を伝える世界の名作です。
本文
むかしむかし、ある町にシンデレラという女の子が住んでいました。
シンデレラは、とても優しく働き者でした。
朝早く起きて掃除をし、
洗濯をし、
料理のお手伝いもします。
どんな仕事も、文句を言わず一生懸命取り組みました。
けれども、継母や義理のお姉さんたちは、
「もっと早くしなさい。」
「まだ終わっていないの?」
と、シンデレラに厳しく接していました。
それでもシンデレラは、人を恨むことなく毎日を過ごしていました。
ある日、お城から知らせが届きました。
「王子さまが舞踏会を開きます。」
町中の若い人たちが招待されました。
お姉さんたちは大喜びです。
きれいな服を着て、お城へ向かいました。
シンデレラも行ってみたいと思いましたが、
「あなたは留守番をしていなさい。」
と言われてしまいました。
一人で悲しんでいると、不思議な光が現れました。
そこには優しそうな魔法使いが立っていました。
「あなたは今まで本当によく頑張ってきましたね。」
「今夜だけ、あなたの願いをかなえましょう。」
魔法使いは、かぼちゃを立派な馬車に変えました。
ねずみたちは馬になり、
シンデレラの服は美しいドレスへと変わりました。
足元には、きらきら光るガラスの靴。
「でも、一つだけ約束があります。」
「夜の十二時になると、魔法は解けます。」
シンデレラは、
「ありがとうございます。」
とお礼を言い、お城へ向かいました。
舞踏会では、王子さまがシンデレラを見つけました。
「ぜひ、一緒に踊ってください。」
二人は笑顔で踊りました。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
時計の鐘が鳴りました。
「ゴーン……ゴーン……。」
「十二時だ!」
シンデレラは急いで階段を駆け下ります。
その時、片方のガラスの靴が脱げてしまいました。
王子さまは、その靴を大切に拾いました。
翌日、王子さまは町中を回りました。
「この靴にぴったり合う人を探しています。」
たくさんの人が履いてみましたが、誰にも合いません。
そして、シンデレラの番になりました。
ガラスの靴はぴったり。
もう片方の靴も取り出すと、二つはきれいにそろいました。
王子さまは嬉しそうに言いました。
「ようやく会えましたね。」
シンデレラは優しく微笑みました。
それから二人は、お互いを思いやりながら幸せに暮らしました。
シンデレラは、どんな人にも優しい心を忘れませんでした。
おしまい。
登場人物
シンデレラ
優しく働き者の主人公。つらい毎日でも思いやりを忘れません。
王子さま
舞踏会で出会ったシンデレラの優しさにひかれる青年です。
魔法使い
シンデレラを励まし、勇気を与える存在です。
継母
シンデレラに厳しく接する女性です。
義理のお姉さんたち
シンデレラと一緒に暮らしていますが、意地悪な態度をとってしまいます。
教訓
- 優しさや誠実さは、いつか誰かが見ていてくれる。
- どんなにつらい時でも、自分らしさを大切にすることが未来につながる。
- 人を思いやる心は、本当の幸せを運んでくれる。
親子で話したいポイント
- シンデレラは、どうして最後まで優しくいられたのかな?
- あなたが誰かに優しくしてもらって嬉しかったことはある?
- 見た目ではなく、その人のどんなところを大切にしたいかな?
- 「ありがとう」と伝えることは、どうして大切なんだろう?
保育士向け活用ポイント
- 「思いやり」や「努力することの大切さ」を伝える読み聞かせ教材として活用できます。
- 登場人物の気持ちを考えることで、共感する力や感情表現を育むきっかけになります。
- 舞踏会や魔法の場面を題材に、ごっこ遊びや劇あそびへ発展させることができます。
- 「外見ではなく、その人の行動や優しさを見ること」の大切さを子どもたちと一緒に考える活動にもおすすめです。


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