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あらすじ
むかしむかし、雪のように白い肌をした美しいお姫さまがいました。
そのお姫さまは「白雪姫」と呼ばれ、誰からも愛されていました。
しかし、自分の美しさに強いこだわりを持つお妃は、白雪姫に嫉妬し、森へ追いやってしまいます。
森で出会った七人の小人たちと暮らす中で、白雪姫は優しさや思いやりに支えられながら困難を乗り越えていきます。
「本当の美しさとは何か」「思いやりや優しさの大切さ」を伝える世界の名作です。
本文
むかしむかし、ある国に白雪姫というお姫さまが住んでいました。
雪のように白い肌。
つやつやとした黒い髪。
明るい笑顔。
白雪姫は見た目だけでなく、誰にでも優しく接する心を持っていました。
その国には、お妃が持っている不思議な鏡がありました。
毎日、お妃は鏡に尋ねます。
「鏡よ、鏡。この国で一番美しいのは誰?」
鏡は答えます。
「お妃さまはとても美しい方です。」
ある日、鏡はこう答えました。
「一番美しいのは、白雪姫です。」
その言葉を聞いたお妃は、とても怒りました。
「どうして白雪姫なの!」
嫉妬したお妃は、白雪姫を森へ追いやってしまいました。
白雪姫は森の中を歩き続けました。
不安でいっぱいでしたが、
「きっと大丈夫。」
と、自分に言い聞かせました。
しばらく歩くと、小さな家がありました。
中へ入ると、小さな椅子が七つ。
小さなお皿も七つ並んでいます。
疲れていた白雪姫は、少し休ませてもらうことにしました。
夕方になると、家の持ち主が帰ってきました。
七人の小人たちです。
「おや?誰かいるぞ。」
白雪姫は事情を話しました。
すると小人たちは言いました。
「ここで一緒に暮らそう。」
「私たちも力になるよ。」
白雪姫は毎日、小人たちと助け合って暮らしました。
家の掃除をしたり、
料理を作ったり、
みんなで食事をしたり。
毎日が笑顔であふれていました。
ところが、お妃は再び鏡に尋ねました。
「鏡よ、鏡。一番美しいのは誰?」
鏡は答えます。
「白雪姫です。」
怒ったお妃は姿を変え、森へ向かいました。
白雪姫の家を訪れると、
「おいしいりんごはいかがですか?」
と声をかけました。
白雪姫は親切そうなおばあさんだと思い、りんごを受け取りました。
一口食べると、その場に倒れてしまいました。
仕事から帰った小人たちは、とても悲しみました。
「白雪姫!」
その時、一人の王子さまが森を通りかかりました。
白雪姫の優しい姿を知っていた王子さまは、そっと白雪姫に声をかけました。
すると白雪姫はゆっくり目を覚ましました。
小人たちは大喜びです。
お妃は、自分の心の中にあった嫉妬が、誰も幸せにしなかったことに気づきました。
それから白雪姫は、小人たちや王子さま、みんなと笑顔で幸せに暮らしました。
おしまい。
登場人物
白雪姫
優しく思いやりのあるお姫さま。困難な中でも人を信じる心を忘れません。
お妃
自分の美しさにこだわり、白雪姫に嫉妬してしまいます。
七人の小人
森で暮らす心優しい仲間たち。白雪姫を温かく迎え入れます。
王子さま
白雪姫を思いやり、優しく見守る存在です。
魔法の鏡
本当のことだけを伝える不思議な鏡です。
教訓
- 本当の美しさは、優しい心や思いやりの中にある。
- 嫉妬や欲張る気持ちは、自分も周りも幸せにしない。
- 困った時には、助け合える仲間の存在が大きな力になる。
親子で話したいポイント
- 白雪姫がみんなから愛されたのは、どうしてだと思う?
- お妃はどうして嫉妬してしまったのかな?
- お友だちの良いところを見つけたことはあるかな?
- 困っている人がいたら、どんなことをしてあげられるかな?
保育士向け活用ポイント
- 「心の美しさ」や「思いやり」をテーマにした話し合い活動に活用できます。
- 登場人物の気持ちを考えることで、感情理解や共感する力を育むきっかけになります。
- 劇あそびでは、小人や白雪姫など役が多く、子どもたち全員が参加しやすい題材です。
- 「見た目ではなく、その人の優しさや行動に目を向けること」の大切さを伝える保育教材としてもおすすめです。


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