ピーター・パン|世界の名作・昔話(イギリス文学)

世界の名作・昔話

あらすじ

空を飛ぶ少年ピーター・パンが、ウェンディと弟たちを夢の島ネバーランドへ連れていきます。

そこには妖精や人魚、ロストボーイズ、そして海賊たちが暮らしていました。

ピーターたちはネバーランドでさまざまな冒険を繰り広げ、やがて海賊のフック船長と対決します。


本文

ある夜のこと。

ウェンディと弟たちが眠る部屋に、不思議な少年がやってきました。

少年の名前はピーター・パン。

ピーターは、空を自由に飛ぶことができます。

そして、ピーターのそばには小さな妖精ティンカー・ベルがいました。

「一緒にネバーランドへ行かない?」

ピーターはウェンディたちを誘いました。

「ネバーランド?」

「そう。子どもたちが冒険できる、とっても不思議な島さ!」

ウェンディたちは目を輝かせました。

ティンカー・ベルの妖精の粉を浴びると、体がふわりと浮かび上がります。

「わあ、飛んでる!」

ウェンディたちは窓から夜空へ飛び出しました。

ピーターのあとを追って、星空をどんどん進んでいきます。

やがて見えてきたのは、夢の島ネバーランドでした。

そこには大きな森や美しい海が広がっています。

人魚たちが泳ぐ入り江もあれば、ピーターと一緒に暮らすロストボーイズもいました。

ウェンディたちは、毎日のように島を駆け回りました。

ところが、ネバーランドには恐ろしい海賊たちも暮らしていました。

その海賊たちを率いているのが、フック船長です。

フック船長はピーターを捕まえようと、いつも機会を狙っていました。

「今度こそピーター・パンを捕まえてやる!」

ある日、とうとうピーターたちと海賊たちの戦いが始まりました。

ピーターは空を飛びながら、海賊たちの間をすばやく動き回ります。

ロストボーイズも負けてはいません。

ウェンディたちも仲間を助けます。

ピーターたちは海賊たちに立ち向かい、フック船長を追い払いました。

こうして、ネバーランドでの大きな冒険は終わりました。

楽しいことがいっぱいのネバーランド。

けれど、ウェンディは少しずつ家のことを思い出すようになりました。

お父さんやお母さんは、どうしているだろう。

自分たちがいなくなって、心配しているかもしれない。

「ピーター。私、家に帰りたい。」

ウェンディは言いました。

ピーターはネバーランドに残ることを選びました。

けれどウェンディと弟たちは、家へ帰ることにしました。

ピーターとティンカー・ベルに別れを告げ、ウェンディたちは再び夜空を飛んでいきます。

やがて、なつかしい家が見えてきました。

ウェンディたちは窓から部屋へ戻りました。

そして家族との暮らしへ帰っていったのです。

ピーター・パンはというと――

それからもネバーランドで、ロストボーイズやティンカー・ベルと一緒に、冒険の日々を過ごしていたということです。

おしまい。


登場人物

  • ピーター・パン
    空を自由に飛び、ネバーランドで暮らしている少年。冒険が大好きです。
  • ウェンディ
    ピーターに誘われ、弟たちとネバーランドへ向かいます。
  • ティンカー・ベル
    ピーターと一緒にいる小さな妖精。
  • フック船長
    海賊たちを率いる船長。ピーターを捕まえようと狙っています。
  • ロストボーイズ
    ネバーランドでピーターと一緒に暮らしている子どもたち。

親子で話したいポイント

  • ネバーランドに行けるとしたら、何をしてみたい?
  • 空を飛べたら、どこへ行きたい?
  • ウェンディはどうして家へ帰ろうと思ったのかな?

保育士向け活用ポイント

空を飛ぶ、島を冒険する、海賊と戦うなど、子どもたちがイメージを膨らませやすい場面がたくさんあります。

「空を飛んでみよう」「海賊船に乗ってみよう」と身体表現を楽しんだり、自分だけのネバーランドを絵に描いたりと、さまざまな遊びへ広げられます。

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