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あらすじ
むかしむかし、一羽のガチョウを大切に育てている夫婦がいました。
ある朝、そのガチョウが金のたまごを産んでいることに気が付きます。
夫婦は毎日一つずつ金のたまごを手に入れ、幸せに暮らしていました。
しかし、もっとたくさんの金が欲しくなった夫婦は、大きな間違いをしてしまいます。
「欲張りすぎないこと」「毎日の積み重ねを大切にすること」を教えてくれる世界の名作です。
本文
むかしむかし、小さな村に仲の良い夫婦が住んでいました。
二人は一羽のガチョウを大切に育てていました。
ある朝のことです。
ガチョウの巣を見ると、
そこには金色に輝くたまごがありました。
「これは……金のたまごだ!」
夫婦は驚きました。
町へ持って行くと、本物の金だと分かりました。
その日から毎朝、
ガチョウは一つずつ金のたまごを産みました。
夫婦は少しずつ生活が豊かになりました。
家を直し、
おいしいご飯を食べ、
困っている人にも親切にすることができました。
ところが、ある日。
夫が言いました。
「毎日一つじゃ、もったいない。」
妻も考え込みました。
「おなかの中には、もっとたくさん金のたまごがあるんじゃない?」
二人は欲が大きくなってしまいました。
「全部まとめて取り出そう。」
そして、ガチョウのおなかを開いてしまいました。
しかし、
中には普通の体しかありませんでした。
もちろん、
もう金のたまごは二度と産まれません。
夫婦は大切なガチョウを失い、
毎日手に入っていた金のたまごもなくなってしまいました。
二人は深く反省しました。
「もっと大切にしていればよかった。」
「今ある幸せに感謝することが大切だったんだ。」
それから夫婦は、もう二度と欲張らず、
目の前の幸せを大切にしながら暮らすようになりました。
村の人たちも、この出来事を聞いて言いました。
「急いでたくさん手に入れようとすると、大切なものを失うことがある。」
その教えは、長く語り継がれていきました。
おしまい。
登場人物
夫婦
主人公。最初は感謝しながら暮らしていましたが、欲張る気持ちが大きくなり、大切なものを失ってしまいます。
ガチョウ
毎日一つずつ金のたまごを産む、不思議なガチョウです。
教訓
- 欲張りすぎると、大切なものを失ってしまうことがある。
- 今ある幸せに感謝することが大切。
- 少しずつ積み重ねることには、大きな価値がある。
親子で話したいポイント
- 夫婦は、どうしてガチョウのおなかを開けてしまったのかな?
- 「もっと欲しい」と思ったことはあるかな?
- 毎日少しずつ頑張ることには、どんな良いことがあるかな?
- 今、自分が持っている大切なものは何だろう?
保育士向け活用ポイント
- 「我慢する力」や「満足する心」を育む読み聞かせとしておすすめです。
- 子どもたちと「少しずつ頑張ることの大切さ」や「物を大切にすること」について話し合うきっかけになります。
- 非認知能力の一つである「自己コントロール」や「見通しを持つ力」を育む保育にもつなげやすい作品です。
- 保育者自身も、子どもの成長を急がず、一日一日の小さな育ちを大切に見守ることの大切さを振り返る教材として活用できます。


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