白雪姫|世界の名作・昔話(グリム童話)

世界の名作・昔話
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あらすじ

むかしむかし、とても美しい白雪姫という女の子がいました。

白雪姫の美しさをねたんだ女王は、何度も白雪姫を傷つけようとします。

森へ逃げた白雪姫は、七人の小人たちと出会い、温かな暮らしを始めます。

「人をうらやむ心よりも、優しさや思いやりを大切にすること」の大切さを伝える世界の名作です。


本文

むかしむかし、ある国に白雪姫という女の子が住んでいました。

白雪姫は雪のように白い肌と、黒い髪を持つ、とても美しい女の子でした。

そして何より、

とても優しく、誰にでも親切な心を持っていました。

白雪姫のお母さんである女王は、

毎日鏡に向かって尋ねていました。

「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」

鏡はいつも答えました。

「女王様です。」

しかし、ある日。

鏡はこう答えました。

「この世で一番美しいのは、白雪姫です。」

女王は驚きました。

「白雪姫が……?」

女王の心には、少しずつ嫉妬の気持ちが生まれていきました。

「私が一番美しいはずなのに。」

女王は狩人に命じました。

「白雪姫を森へ連れて行き、もう戻ってこられないようにしなさい。」

しかし、狩人は白雪姫の優しい姿を見ると、

どうしても傷つけることができませんでした。

「逃げなさい。」

「もう二度と戻ってはいけないよ。」

白雪姫は森の奥へ逃げました。

深い森の中を歩き続けると、

小さな家を見つけました。

中へ入ると、

小さな椅子。

小さなお皿。

小さなベッド。

七人の小人たちの家でした。

白雪姫は家をきれいに掃除し、

料理を作って待つことにしました。

やがて帰ってきた七人の小人たちは驚きました。

「誰が家をきれいにしてくれたんだろう?」

白雪姫が出てくると、

小人たちは喜びました。

「一緒に暮らしましょう。」

こうして白雪姫は、

七人の小人たちと仲良く暮らし始めました。

一方、女王は鏡に尋ねました。

「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」

鏡は答えました。

「白雪姫です。」

女王は怒りました。

そして、白雪姫をだますために、

りんご売りに姿を変えて森へ向かいました。

「おいしいりんごはいかが?」

白雪姫は迷いました。

「でも、とてもおいしそう……。」

そして、りんごを一口食べました。

すると、

白雪姫は深い眠りにつきました。

七人の小人たちは悲しみました。

「白雪姫、目を覚まして。」

みんなで白雪姫を大切に見守りました。

長い時間が過ぎたある日。

一人の王子が森を通りかかりました。

眠っている白雪姫を見つけ、

悲しんでいる小人たちの姿を見ました。

そして、白雪姫の優しい心を知りました。

やがて白雪姫は目を覚ましました。

小人たちは大喜びです。

白雪姫は、

自分を助けてくれた小人たちや周りの人々へ感謝しました。

その後、白雪姫は人々に優しさを分け与えながら、

幸せに暮らしました。

女王もまた、

人をうらやむ気持ちばかりでは幸せになれないことを知るのでした。

おしまい。


登場人物

白雪姫

美しい心を持つ主人公。困難な状況でも優しさを失いません。

女王

白雪姫の美しさをうらやみ、間違った行動をしてしまう人物です。

七人の小人

森で暮らす優しい仲間たち。白雪姫を温かく支えます。

王子

白雪姫の運命を変える存在です。


教訓

  • 人をうらやむ気持ちより、相手を思いやる心が大切。
  • 優しさは周りの人とのつながりを生む。
  • 困難な時でも、自分らしい優しさを忘れないことが大切。

親子で話したいポイント

  • 女王はどうして白雪姫をうらやましく思ったのかな?
  • 白雪姫はどうして小人たちに大切にされたのかな?
  • 友だちの良いところを見つけたことはある?
  • 優しい心って、どんな行動だと思う?

保育士向け活用ポイント

  • 「思いやり」「友だちとの関係づくり」を考える読み聞かせにおすすめです。
  • 友だちの良いところを認める活動や、自己肯定感を育む活動につなげられます。
  • 劇遊びや表現活動にも発展しやすく、役割を通して協力する経験を育むことができます。
  • 保育では、子ども同士を比べるのではなく、一人ひとりの良さを認める関わりの大切さを考えるきっかけになります。

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