2026-07

昔話

宝の下駄(たからのげた)

あらすじむかしむかし、山あいの小さな村に、貧しいけれど働き者の若者が、お母さんと二人で暮らしていました。ある雨の日、若者は山道で、鼻緒の切れた古い下駄を見つけます。泥だらけで誰も見向きもしない下駄でしたが、若者は「このまま捨てるのはかわいそ...
昔話

宝くらべ(たからくらべ)

あらすじむかしむかし、緑豊かな国を治める殿様が、家来や村人たちに一つの問いを投げかけました。「おぬしたちにとって、一番の宝とは何だ?」ある者は立派な刀、ある者は金や銀、またある者は広い田畑や丈夫な家だと答えます。そんな中、人混みの後ろにいた...
日本の昔話

たぬきの恩返し(たぬきのおんがえし)

あらすじむかしむかし、山あいの小さな村に、薪を売って暮らす心優しいおじいさんとおばあさんが住んでいました。ある寒い冬の日、おじいさんは山の中で、猟師のわなにかかって苦しんでいる一匹のたぬきを見つけます。「これは痛かっただろう。」かわいそうに...
昔話

たにし長者(たにしちょうじゃ)

あらすじむかしむかし、山に囲まれた小さな村に、仲の良い夫婦が暮らしていました。二人は子どもに恵まれず、村の小さな神社へ通っては、毎日のように「どうか子どもを授けてください」と願っていました。ある晩、夫婦の夢に神様が現れます。「願いは聞き届け...
昔話

そば屋の化けだぬき

あらすじむかしむかし、山と町をつなぐ街道沿いに、おいしいそばで評判の小さなそば屋がありました。旅人や町の人たちでにぎわう店でしたが、あるころから、店じまいのあとに残しておいたそばが少しずつ減るようになります。「泥棒でも入っているのだろうか。...
昔話

空を飛んだかめ(そらをとんだかめ)

あらすじむかしむかし、山のふもとにある大きな池に、一匹のかめが住んでいました。かめは毎日、空を自由に飛び回る鳥たちを見上げては、「一度でいいから、ぼくも空を飛んでみたい。」と夢見ていました。そんなある日、長い旅の途中で池に立ち寄った二羽の白...
昔話

そばの花ときつね

あらすじむかしむかし、山に囲まれた小さな村に、一面の白い花が咲く大きなそば畑がありました。秋になると、そば畑は真っ白な花で埋め尽くされます。なかでも満月の夜は、月明かりを浴びた白い花が銀色に輝き、まるで雪が積もったような美しさでした。村では...
昔話

そら豆とわらと炭

あらすじむかしむかし、ある農家の台所に、一粒のそら豆と、一束のわら、そして一かけらの炭がいました。ある日、三人は台所のおかみさんの話を聞き、自分たちがもうすぐ食べられたり、火を起こすために燃やされたりすることを知ってしまいます。「このままこ...
昔話

千両みかん(せんりょうみかん)

あらすじむかしむかし、ある城下町の大きな商家に、体のあまり丈夫ではない若旦那が暮らしていました。雪が降り積もる寒い冬のある日、寝込んでいた若旦那が、「みかんが食べたい。」とつぶやきます。ところが、その年は雪の多い厳しい冬。町のどこを探しても...
日本の昔話

背くらべ地蔵(せくらべじぞう)

あらすじむかしむかし、山に囲まれた小さな村の入り口に、六体のお地蔵さまが並んでいました。村の子どもたちは、お地蔵さまの横に立って背くらべをするのが大好きでした。「昨日より大きくなったかな?」「もう三番目のお地蔵さまと同じくらい!」子どもたち...